【理科】学調対策!中和反応の復習と問題!モデル図まで完璧にしよう!

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中3の化学分野は最後に中和反応を学習してイオンの内容は終了になります。

ここでの内容の理解も難しくありませんので、得点源にしたいところです。

※計算問題は一部難しいものも含みます。

酸・アルカリの内容がまだの方はあわせてご覧ください。

中和反応とは?

【例】塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和

塩酸をビーカーに入れていきここに水酸化ナトリウム水溶液を加えていきます。

昨日の酸・アルカリでも解説したように酸性の水溶液にはHアルカリ性の水溶液にはOHが存在しております。

塩酸の中のHが、加えた水酸化ナトリウム水溶液の中のOHと反応しH2Oになります。

つまり、塩酸の『酸性』水酸化ナトリウム水溶液の『アルカリ性』によって打ち消されていきます。

※同時に酸性はアルカリ性を打ち消しています!

この互いの性質を打ち消しあう反応のことを中和と言います。

そして一定量アルカリを加えると、HOHも存在しない中性になります。(この状態を完全中和と言います)

それ以上水酸化ナトリウム水溶液を加えていくと、OHが増えるためその水溶液はアルカリ性になります。

化学反応式で表してみよう!

まずは塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を電離させましょう。

HCl→HCl

NaOH→NaOH

中和反応では電離した陽イオン・陰イオンが入れ替わり結びつきます。

HCl+NaOH→H2ONaCl

これが塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の化学反応式です。

中和では必ず水(H2O)それ以外のものができます。今回で言うと塩化ナトリウム(NaCl)ができました。

この水以外に出てくるものを塩(えん)と言います。

実際に問題を解いてみよう!

問、次の反応を化学反応式で表してください。

①硫酸と水酸化バリウムの中和反応

②硝酸と水酸化カリウムの中和反応

化学反応式が書けましたら以下で答え合わせです。

①HSO+Ba(OH)→2HO+BaSO硫酸バリウム

②HNO+KOH→HO+KNO硝酸カリウム

正しく書けましたでしょうか?

さらに塩酸の場合も含めモデル図で表す問題も良く出題され、よく引っかかります。

中和で出てきた塩『塩化ナトリウム・硫酸バリウム・硝酸カリウム』ですが、一つだけ電離せずに水溶液中に存在するものがあります。

それは、水に溶けにくい硫酸バリウムです!

水溶液中でもBaSOのままで存在します。(白色の沈殿)

他はNaとCl、KとOHに電離しています。モデル図で間違えないようにしましょう!

最後に

小6ではじめて習った酸性・中性・アルカリ性。

こんな仕組みだったのですね。イオンを学習すると理解できましたね。

また最後のモデル図の問題、本当によく引っかかります。

WINGSではこういった細かいところまでしっかり指導いたします。

また今回触れていない、中和反応の計算問題までしっかり対策していきます。

入試を考えて、理科・社会もしっかり対策したいという方。是非WINGSで一緒に勉強しましょう!

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