【竹取物語】静岡市の中学1年生向け!現代語訳とテスト対策

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今回は中学1年生の後期中間テストに向けて、『竹取物語』の現代語訳とテストに出やすい箇所を解説していきます!

竹取物語の基本情報

まず竹取物語の筆者や成立年代などの基本データをまとめていきます。

テストでは意外と問われることも多いので、しっかりと覚えた状態でテストに臨みましょう。

『竹取物語』基本データ

筆者:不明

ジャンル:物語(日本に現存する中で最も古い)

成立:平安時代前期

竹取物語 原文と現代語訳

今は昔、竹取のおきなとい者ありけり。

「今となっては昔のことだが、竹取の翁という者がいた。」

野山にまじりて竹を取りつつ、よろのことに使けり。

「野山に分け入って竹を取っては、色々なことに使った。」

名をば、さぬきのみやつことなける。

「名前をさぬきの造といった。」

その竹の中に、もと光る竹な一筋ありける。

「(ある日)その竹の中に、根元が光る竹が一本あった。」

あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。

「不思議に思って、近寄って見てみると、筒の中が光っている。」

それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうしゅうたり。

「それを見ると、三寸くらいの人が、とてもかわいらしい様子で座っている。」

竹取物語 解説

青字で書いた単語は、特にテストで聞かれやすいので覚えてほしい単語になっています。

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。

「いふ者」の後ろには「が」が省略されていますね。

古文では、「が」「は」「を」などの助詞が省略されることが多いので、上手く訳せないときは自分で補ってあげましょう。

「けり」「過去」を意味する助動詞です。

そのため「ありけり」「いる、ある」ではなく、「いた、あった」と訳してあげます。

野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。

「よろづ「色々な、様々な」という意味です。よくテストで聞かれるので必ず覚えておきましょう!

最後の「けり」「過去」を意味する助動詞でしたね。

名をば、さぬきの造となむいひける。

「竹鳥の翁」の名前が「さぬきの造」ということです。

また、「なむ(ん)」があると係り結びという法則が発動して、その文の最後の単語の形を変えてあげます。

「なむ」の役割としては「強調」ですが、特に現代語訳には含めなくてOKです。

中1の時点では係り結びという言葉だけ覚えておけば大丈夫です。

最後の「ける」「過去」の助動詞「けり」が変化した形になります。

その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。

「もと」「根元」という意味です。「もと」の後ろには「が」が省略されていますね。

ここでも、「なむ(ん)」があるので係り結びになっています。

最後の「ける」「過去」の助動詞「けり」が変化した形になります。

あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。

「あやしがりて「不思議に思って」という意味です。これもテストで聞かれやすいので覚えておきましょう。

「たり」「~ている、~てある」という存続の助動詞になります。

「筒の中」の後ろには「が」が省略されていますね。

それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。

「それ」「筒の中」を指していますね。

「三寸」は、一寸が約3cmなので約9cmくらいです。

「ばかり」「くらい」といった意味で、「人」の後ろには「が」が省略されていますね。

「いと」「とても、たいそう」「うつくしうて」「かわいらしい様子で」「ゐたり」「座っている」という意味です。

いとうつくしうてゐたり」の意味は問われることがとても多いので、必ず訳せるようにしておきましょう!

【竹取物語】現代語訳とテスト対策 まとめ

以上が竹取物語の現代語訳と解説になります。

今回解説した文章は、何度も音読して丸暗記した状態でテストに臨むことをオススメします!

もちろん現代語訳もしっかり頭に入れてくださいね。

質問やこの文も解説してほしい、などのご要望があればお気軽にコメントしてください!


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