【授業の予習】生徒さんのわからないことを考える!どこで躓く?どう勘違いする?
静岡市葵区・駿河区で塾をお探しの皆さん。こんにちは!
思考力学習・ミス防止を徹底指導。集団指導の学習塾WINGSです。
近隣の葵小・横内小・安東小・安西小・伝馬町小、城内中・静岡東中・安東中の方々にお世話になっております。
本日も講師さんに向けた、授業の予習のやり方についてブログを書きます。
今回のテーマは、『生徒さんのわからないことを考える!』です。
生徒さんは分からないが前提
大前提として、我々講師からしたら当たり前のことであっても、生徒さんはわかっていない。
こんなことはあるあるです。
生徒さんは習ったことしか知らないです。
その生徒さんまで目線を下げないことには一生理解してもらえないと思ってくださいね!
以下、小学6年生の算数、角柱の体積を例にご説明します。
先生と生徒とのギャップ
小学6年生に対して角柱の体積を授業で教えるとします。
角柱の体積の公式は『底面積×高さ』だよ!じゃあ実際にこの問題を解いてみようか?
といったところで解ける生徒さんはほとんどいません。
ではこの教え方はどこが予習不足だと思いますか?
はい。答えです。
『6年生はまだ底面積という言葉を習っていない』というところまで予習できていないところです!
小学生は5年生で初めて直方体と立方体の体積を習い、学年の最後の方にいろいろな角柱の種類を勉強します。
よって底面という言葉は知っていますが底面積という言葉は初めてなのです。
これが講師と生徒のギャップです。
ちなみにここで、
『底面積という言葉ではなく、縦×横×高さで偶然体積が求められる直方体と立方体を5年生で習ったんだよ?』
と添えてあげると生徒さんも『あー!なるほど!』と納得してくれますよ。
生徒さんがどこで躓くかを予想する!
このまま体積の話を続けましょう。
問題演習の際も、生徒さんがどこで躓くのかは予習しておく必要があります。
正直、簡単な問題は生徒さんは解けます。なんせ『底面積×高さ』だけですから。
次に生徒さんが困るのは、底面が複雑な形をした立体の体積です。
四角形ではあるが、長方形や平行四辺形のように公式が使えないもの。
あるいは角が取れていて六角形の形をした底面のものも問題としては出題されます。
底面が複雑な形の立体の体積を求めるときに、みなさんならどう指導するように予習しますか?
教えるのではなく、生徒の躓きを聞き出す
『さっきまで解けていたのになんで解けなくなったの?』
と生徒さんに何がネックになっているか問いかけようとします。
そしてどう返答してくるのか、予測できる回答を全て考えておき全てに対して答えられるようにしておきます!
ここでも相手に話させる。コミュニケーションのブログで記載した通りです。
おそらくこの場合は『底面の形が複雑で面積が求められない。』という返答の確率が高いです。
ちなみに相手は小学生なので『面がぐちゃぐちゃだからわからん!』みたいな返答も稀にあります。かわいいですね。笑
具体的にどうやって指導する?
次に指導の方法としては、まず底面の形をホワイトボード(電子黒板上)に描きます。
実はここからは5年生の内容になるのですよ。
小学生のうちで複雑な形の図形の面積を求めるときは次の2通りしかありません。
①中で区切って三角形をつくり和を求める
②足りない部分を補い、差を取る
この辺をノートにまとめさせて底面積・体積を求めさせようと予習の段階で考えますね。
最後に
ただ単に『この場合はこうやって面積を求めるんだよ?』という教え方は私は好きではありません。
全ての問題に対して解き方を覚えさせるのではなく
『こう困ったときにはこういう突破口があるんだよ?』
と、次にもつながる指導を心がけております。
これが思考力の向上につながり、最終的に成績向上する一番の近道です。
あとは生徒さんと信頼関係を築いて、途中で諦めさせないようにしてくださいね。
私の予習が全て正しいとは思いませんが、このブログを読んで
『WINGSの授業、ためになりそう!』と少しでも思っていただけた方、是非一度ご連絡してください。
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